【株初心者向け】勉強でおさえるべき4つのポイントとは?勉強方法も紹介
2022年02月09日
突然ですが、皆さんは「株式投資についての勉強方法」をご存知でしょうか?
最近ではYouTubeでも株式投資に関する動画が増えていますね。ただ初心者の方は特に、「何から勉強したらよいか」など、進め方に不安がある方もいらっしゃるかと思います。
株を勉強する際に、初心者はまず株式投資そのものや株式購入の流れについて理解しておかなければなりません。また誤った知識を得ずに、正しい情報を得ることが大切です。
本記事では、株の勉強で初心者がおさえておくべきポイントや、具体的な勉強方法を紹介します。こちらの記事を読むことで理解できる内容は以下のとおりです。
・株式投資のルールやリスクとリターンについて
・株式を購入するまでの流れ
・テクニカル分析やファンダメンタル分析のメリット、デメリット
・株式にまつわる税金
・株式について理解を深める方法
株式投資の勉強に役立つYouTubeチャンネルについては、別の記事で詳しく紹介していますので、気になる方はご覧ください。
【投資初心者必見】絶対最初に見るべきYouTubeチャンネルおすすめ4選
【2022年11月】神回を厳選!お金の勉強に役立つYouTube動画 12選
目次
- ・【株の勉強ポイント1】株式投資そのものを知る
- ・【株の勉強ポイント2】株式購入までの流れを把握する
- ・【株の勉強ポイント3】投資スタイルを理解する
- ・【株の勉強ポイント4】税金について知る
- ・株式投資の初心者が理解を深める方法
- ・株の初心者が勉強をするには投資スクールもおすすめ
【株の勉強ポイント1】株式投資そのものを知る
株の勉強をする際は、まず株式投資について理解することが大切です。ここでは、株式投資の概要やルール、そしてリスクとリターンの関係について確認していきましょう。
株式投資の概要
株式投資とは、株式会社が発行する証券(株式)を通じた資産運用の手段です。株式投資は、企業に資金を提供することで成長を支えるため、社会の発展に寄与すると考えられています。
個人投資家が株式投資によって享受できる主なメリットは、以下の3点です。
・株式の値上がり益(キャピタルゲイン)
・配当金受け取り(インカムゲイン)
・株主優待
キャピタルゲインとは、購入時よりも高い金額で株式を売却することで得られる譲渡益を指します。他方のインカムゲインとは、企業が利益の一部を還元する「配当金」を受け取ることです。
株主優待は、保有する株式数に応じて対象企業の商品やサービスを受け取ることを意味します。
株式投資は、これ以外にも専門用語が多数あります。
投資ビギナーが知っておくべき株式用語をレベル別に紹介!初級・中級編の記事では、知っておくと便利な用語を解説しています。
株式投資のルール
株式投資には、株式の売買が不可欠です。日本における株式の売買は、4つの証券取引所(札幌、東京、名古屋、福岡)でおこなわれています。ただし、個人が株式を売買する際は、証券会社を通して注文する点に注意が必要です。
取引時間は証券取引所ごとに決められています。東京証券取引所の場合は9時から11時半、12時半から15時に取引可能です。
株式投資にまつわるリスクとリターン
リターンとは投資によって得られる成果のこと、リスクとはリターンの振れ幅を指します。株式投資において、購入した株式の価格が売却時に上がっていればリターンはプラスですが、下落していればマイナスです。
【株の勉強ポイント2】株式購入までの流れを把握する
また、投資した会社が存続することもあれば破綻することもある「信用リスク」、購入した株価が上昇することもあれば下落することもある「価格変動リスク」といったリスクがつきまといます。リスクとリターンの関係は、比例関係にあることが基本です。
預貯金がローリスク・ローリターンの金融商品に分類されるのに対し、株式投資はハイリスク・ハイリターンの商品に分類されます。つまり、株式投資は預貯金に比べて大きく儲けられることもあれば、大きく損することもあるということです。
株式を購入するまでには、いくつかの手続きが必要です。手間がかかるように感じるかもしれませんが、順を追って進めていけば難しいものではありません。
株式購入までの流れは以下のとおりです。
・証券会社を選ぶ
・証券口座を開設する
・銘柄を選び株式を購入する
3つのステップでおこなうことや、注意しておくべきことなどを解説します。
証券会社を選ぶ
まず、口座開設する証券会社を決めておかなければなりません。証券会社を選ぶ際に指標となるのは、以下のポイントです。
・手数料が安いか
・自分にとって操作や注文がしやすいか
・提供する情報の量や質はどうか
また、証券会社には店舗がある総合証券と、ネットでの取引が中心となるネット証券があります。こまめに担当者に相談したいのであれば総合証券、いつでもどこでも手軽に注文できることを優先するのであればネット証券がおすすめです。
証券口座を開設する
証券会社で口座を開設する際には、「マイナンバー確認書類」、「本人確認書類」、「印鑑」、「金融機関口座」を用意しておかなければなりません。口座は、証券会社が損益計算してくれる「特定口座」、非課税制度が受けられる「NISA口座」、それ以外の「一般口座」の3種類があり、それぞれ確定申告の要否や税金の扱いが異なります。
開設までの期間は申し込み方法や証券会社によって異なりますが、申し込みから3〜4日程度が一般的です。
便利なネット証券での口座開設を考えている方には、こちらの記事もおすすめです。
【2023年最新版】ネット証券手数料比較!お得感のある5社を紹介
銘柄を選び株式を購入する
開設した口座に資金を入金すれば、自分が選んだ銘柄の株式を購入できます。しかし2021年12月末時点で、東証一部に上場している企業だけでも2,182社を数えるため、最初のうちは選ぶのが困難でしょう。
そこで、まずは自分にとって身近な企業や業種に注目することも選び方のひとつです。また、株主優待も初心者が選ぶ際のひとつの基準となりえます。
【株の勉強ポイント3】投資スタイルを理解する
株式投資の判断には、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析が役に立ちます。簡単に分類すると、株価チャートの動きや形に注目したのがテクニカル分析で、対象企業の財務内容や業績に注目したのがファンダメンタルズ分析です。
どちらが優れているということではなく、それぞれにメリットとデメリットがあります。2つの分析の特徴を確認していきましょう。
テクニカル分析の特徴
テクニカル分析では、対象銘柄の株価や売買実績をグラフ化したチャートに注目して今後の値動きを予想し、売り買いのタイミングを見定めます。チャートは、各証券会社の取引画面で確認可能です。
テクニカル分析では、「ローソク足」などの指標を用います。ローソク足を見るだけで、その時間の始値や終値、高値、安値を一度に把握可能です。
ファンダメンタルズ分析の特徴
ファンダメンタルズ分析では、算出した企業価値に対する現在の株価が割高か割安かを判断して投資します。分析に必要な情報は、対象企業の公式HP内のIR情報にある、決算短信や有価証券報告書といった書類から確認可能です。
ファンダメンタルズ分析の指標には、自己資本比率や流動比率、キャッシュフロー、売上高比率などがあります。自己資本比率や流動比率は企業の安定性、キャッシュフローは安定性や成長性、売上高比率は収益性の判断に有効です。
各分析のメリット・デメリットを比較
テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の違いを明確にするため、それぞれのメリットとデメリットを比較した表をまとめました。
当サイトでは、テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析それぞれを学べる投資スクールを紹介しています。
【テクニカル分析が学べる投資スクール】
【ファンダメンタルズ分析が学べる投資スクール】
・グローバルファイナンシャルスクール
・複眼経済塾
・株の学校アクションラーニング
【株の勉強その4】税金について知る
譲渡益や配当金など、株式投資を通じて得た利益に対しては、税金がかかることが原則です。
売却によって得た上場株式の譲渡益は、「上場株式等の譲渡所得等」として税率20.315%の申告分離課税、配当金に対しても配当所得として税率20.315%が課税されます。
株式投資で確定申告が必要なケースや、NISA制度についても簡単におさえておきましょう。
確定申告が必要なケースと不要なケース
株式売買で利益がでた場合、原則として確定申告をしなければなりません。損失が出た場合は確定申告不要ですが、損失の繰越をすることで将来的に税負担を軽減できることがあります。
譲渡益が発生していても、特定口座の源泉徴収ありで取引していた場合は、譲渡益の確定申告が不要です。また上場株式会社からの配当金も、確定申告不要の制度を利用できます。
NISA制度を利用する意義
NISAとは、NISA口座(非課税口座)内で、毎年一定金額の範囲内で購入した金融商品から得られる利益が非課税になる制度です。つまり、一般口座や特定口座ではなく、NISA口座を利用して株式売買すれば、一定額までは確定申告不要で税金も課されません。
ただし、NISA口座で発生した損失とNISA以外の口座で発生した利益を相殺できない点に注意が必要です。
出典:金融庁「NISAとは?」
NISAの運用方法については、こちらの記事も参考にしてみましょう。
NISAはほったらかしでも結果が出る?目からウロコのNISA運用方法を紹介
株式投資の初心者が理解を深める方法
ここまで、株の初心者が勉強するときにおさえるべき4つのポイントを解説しました。しかし、株式投資で安定して利益を出していくためには、日々勉強を続けていかなければなりません。
初心者が株式投資の理解を深めるためには、以下の方法があります。
・本や雑誌を読む
・ネットやアプリを利用する
・株式投資の仕組みを学べるスクールに通う
それぞれの方法を紹介します。
本や雑誌から知識を深める
本や雑誌は、誰が書いたかが明確にされているため、ある程度の信頼がおける点がメリットです。かさばらないサイズの書籍や電子書籍を選べば、通勤のタイミングで気軽に勉強できます。
ただし、1冊だけで勉強すると著者の手法や考えに左右されるため注意が必要です。複数の書籍を読み比べながら、地道に学ぶようにしましょう。
ネットやアプリを使用して勉強する
ネットを活用すれば、大量の情報を無料で入手できます。そのため、費用や時間の制約を受けずに学べる点がメリットです。
ただし、中には「絶対儲かる」など断定口調で解説している個人ブログもあります。真偽不明なもの、単なる個人の意見もあるため、影響を受けすぎないようにしましょう。
なお、近年は手軽に投資を学べるアプリも増えているため、ぜひ活用してみてください。
株式投資の仕組みから学べるスクールもある
株式投資の仕組みから学べるスクール、テクニカルが学べるスクール、ファンダメンタルズ分析に特化しているスクールなど、今回紹介した株の知識をさらに深く学べる投資スクールが存在します。投資スクールに通うことで効率よく株式投資の知識を身につけられる点や、同じ志を持った仲間と出会い、株の勉強を続けるモチベーションが上がる点がメリットです。
ただし、本や雑誌で独学で学ぶよりも費用がかかる点には注意しましょう。
なぜ投資スクールに費用をかけてまで通う意義があるのか?と疑問をお持ちの方は、「投資スクール」に通う意味とは?勉強にかかる料金や内訳も紹介を読むとわかりやすいかもしれません。
株の初心者が勉強をするには投資スクールもおすすめ
株の勉強を始める際には、株式の概要や購入までの流れ、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の違いをおさえておくことが大切です。しかし、独力で勉強を続けていこうとすると、難しい専門用語に戸惑ったり、モチベーションを維持できなかったりすることがあるでしょう。
そこで、初心者が株を勉強するには投資スクールに通うこともひとつの選択肢としておすすめです。投資スクールへの入校を前向きに検討している方は、以下の徹底比較ランキングを参考にして自分に合った投資スクールを探してみましょう。