【初心者必見】今使うべき株アプリを厳選!
2022年03月25日最終更新日:2023年2月28日
最近では、テレビCMでもスマホ片手に手軽に株取引ができるアプリが紹介されており、株式投資を身近に感じる方も増えているのではないでしょうか。
とはいえ、投資初心者の方にとっては、投資を始める手順や注意点などわからないことが多いでしょう。
そこで、投資系アプリの紹介や、スマホで投資を始める際のポイントや注意点について簡潔にまとめてみました。
・スマホで株式投資を始める手順
・株アプリの選び方
・おすすめアプリの機能比較
・スマホ投資の注意点
目次
- 1 株取引アプリを使った投資の手順
- 2 投資初心者向け 株取引アプリを選ぶときのポイント
- 3 おすすめ株取引アプリを徹底比較!
- 4 スマホ投資で注意すべき点は?
- 5 おわりに
・1-1 株取引アプリについて知る
・1-2 アプリを使って株を買う
・1-3 株取引アプリを使って株を売る
・2-1 アプリの使いやすさ
・2-2 取り扱う商品の種類
・2-3 情報量の豊富さ
・2-4 対応している取引方法(NISA口座の対応はあるか)
・3-1 LINE証券
・3-2 PayPay証券
・3-3 DMM株
・3-4 楽天証券 iSPEED
・4-1 スマホを紛失した際のリスク
・4-2 通信環境によって売買タイミングを逃すリスク
株取引アプリを使った投資の手順
株取引アプリについて知る
かつて株取引はPCで行うのが主流でした。しかし昨今では、スマホを使って取引するのが当たり前になりつつあります。それに伴い、株取引をはじめとする投資系アプリの数も軒並み増えており、昨今では選ぶのに頭を悩ませるほどの数になってきています。
まずは株取引アプリを選ぶポイントについて紹介すると、主に下記を基準にするとよいと思います。
●アプリの使いやすさ
●取り扱う商品の種類
●情報量の豊富さ
とにかくまずは使いやすさを重視すべきでしょう。
何せ元々はPCのディスプレイを見ながら操作していたものですから、いくら最適化されているとは言え、モニターのサイズは雲泥の差です。スマホの小さい画面でも見やすく、操作しやすいアプリを選ぶべきでしょう。
そして、取り扱う商品数もチェックしておくべきです。例えば、なるべく低予算で取引したいと考えるなら、100株未満の単元未満株を購入するのがおすすめですが、全てのアプリで購入できるわけではありません。あらかじめ購入できる商品を確認してからアプリを選ぶのがおすすめです。
さらに極めつけは情報量です。購入を検討している株式の状況など、わざわざ別のサイトを開かなくても、アプリ一つで必要な情報まで網羅できればとっても便利ですよね。
アプリを使って株を買う
では実際にアプリで株式を購入する方法について説明していきましょう。
まず事前準備として・・・
・購入資金の用意
・証券口座の開設
・購入予定の銘柄
これらは欠かせません。ちなみに証券口座を開設する前に、前記したような欲しい商品を取り扱っているかどうかについて、さらには使い勝手についてなども調べておきましょう。
そして準備が整ったら早速購入へ。
あらかじめ購入するつもりの銘柄を検索(銘柄名か証券コードで検索)し、取引ボタン→現物買(自費で購入すること)とタップ。
そして購入内容を確認し、パスワードを入力すれば購入手続き完了となります。こう書くと、結構簡単に買えるんだなと思われるかも知れません。確かに手数はさほど多くありませんが、問題は注文内容を記入する際、各項目の意味がわかるかどうかです。
ざっくりと項目ごとの内容について紹介していくと・・・
●注文方法
・成行…価格を指定することなく株式を購入すること
・指値…購入する価格をあらかじめ決めておき、その指定以下の場合なら購入するという注文方法のこと
●価格
指値を選んだ場合のみ記入する必要があります。具体的な金額を決め、記入しましょう
●執行条件
注文する条件のことで、言わば指値も執行条件にあたり、他にも「寄付」「引け」「不成」など、注文するタイミングについての条件を指定できます
●預り区分
ここでは、単純に株式を購入してそれを売却した際、その利益にかかる税金の処理方法について選択できます
●期間
注文の有効期間を決定します。期間内に指定した条件を満たせなかった場合、その取引は無効になります
以上の項目の意味さえ知っておけば、スムーズに購入できると思います。
別の記事で、ネット証券の手数料について詳しく比較していますので、どこの証券会社の口座を開設して取り引きをするのか、参考にしてみてください。
・【2023年最新版】ネット証券手数料比較!お得感のある5社を紹介
株取引アプリを使って株を売る
購入時同様、所持している株式を売る際の手続きも非常に簡単です。
まず口座内容をタップし、売りたい銘柄をチェック。そして売却内容を確認し、パスワードを入力すれば完了となります。照会画面を出し、注文内容のステータスが注文中から約定※済みに変わっていればOKです。
※約定…金融取引において売買が成立すること
投資初心者向け 株取引アプリを選ぶときのポイント
アプリの使いやすさ
アプリを選ぶ際に重視すべきポイントは「ボタンの大きさ」や「画面の見やすさ」など、操作性や視認性に尽きます。
さらに「チャートの見やすさ」「取引画面の見やすさ」「情報収集のしやすさ」などにも注視すべきでしょう。
つまり、より使いやすいものを選ぶべきなのですが、使ってもいないのに使いやすさを考慮して選ぶのは中々難しいので、レビューの内容や評価を確認して、良し悪しを見極めるのもコツです。
取り扱う商品の種類
冒頭で少し触れましたが、アプリに実装されている機能や性能が個々で異なるように、取り扱う商品もまた然りです。株取引アプリは証券会社が運営しているものがほぼであり、取り扱う使う商品についても証券会社の特徴が反映されている傾向にあります。
ここでは株取引アプリについて紹介しているので、株式以外の投資商品についてはさておきますが、将来的に株式以外にも着手したいと考えているなら、投資信託や外貨、債権の有無なども調べておくべきでしょう。
そして肝心なのは、株式にまつわる取り扱い商品について。国内株のみならず、海外株の取り扱いがあるかどうか。さらには、少額投資から始めるなら単元未満株※の有無も確認しておくべきです。
※単元未満株…通常は100株=1単元だが、1株から購入できる株式のこと
情報量の豊富さ
株式を運用するにあたって大事なのは、日々の情報収集に他なりませんよね。しかし、ポータルサイトや新聞を読んで細かく情報を探すのは非常に手間です。欲しい情報だけを欲しいだけ取り入れて、すぐさま売買に生かせたら便利だと思いませんか?
そこで、アプリ内で情報収集も一元化するために、情報収集しやすいものを選ぶことをおすすめします。
ポイントは・・・
①株式・経済ニュースが確認できる
②四季報が読める
③銘柄条件検索(スクリーニング)できる
以上3項目が実装されていると便利です。
中でも、ご自身が知りたい銘柄の情報をダイレクトに探すことができるスクリーニング機能は便利で、これがあることによって非常に効率よく取引することが可能になります。タイミングが命となる株式取引において、必要不可欠な機能と言えるでしょう。
対応している取引方法(NISA口座の対応はあるか)
さらに注視すべきは、取引方法です。実は、ブラウザ上では利用できたのに、アプリでは利用できない取引もあります。
例えば、年間で120万円までの投資商品が非課税となるNISA口座での取引ができるか否か。
はたまた、前記したメインの取引方法である成行や指値以外の逆指値注文(指定の価格以上で買い注文を出す方法)、W指値注文(指値と逆指値を同時に設定する注文方法)などの特殊な取引方法が利用できるかどうかも見逃せません。
おすすめ株取引アプリを徹底比較!
ここでは、代表的な株取引アプリを4つピックアップし、個々の詳細について比較・紹介していきます。
LINE証券
(対応する証券口座)LINE証券
(注文できる金融商品)国内株式, 投資信託, 単元未満株式
(取引方法)現物取引, 信用取引, 相対取引
(注文方法)成行
(NISA口座での取引)△ ※つみたてNISAの取り扱いは◯
(ニュースの閲覧)◯
(四季報の閲覧)×
(株価予想)◯
(対応端末)iPhone, Android
出典:LINE証券公式HP
LINEユーザーには嬉しい機能が満載!
今や定番のSNSであるLINEの証券アプリ。LINEユーザーなら専用アプリを落とすことなく、LINE内に搭載されている証券アプリをそのまま使えます。NISA口座での取引こそできないものの、単元未満株を取り扱っている上に、株式ニュースも確認できるので、初心者でも使いやすいのがウリ。
さらにLINE payやLINEポイントと連携して資産を管理できるので、とりわけ若いユーザーからの支持を集めているそうです。
PayPay証券
(対応する証券口座)PayPay証券
(注文できる金融商品)国内株式, 米国株式, ETF, 単元未満株式
(取引方法)相対取引
(注文方法)成行
(NISA口座での取引)×
(ニュースの閲覧)×
(四季報の閲覧)×
(株価予想)×
(対応端末)iPhone, Android
出典:PayPay証券公式HP
操作性は抜群!使いやすさで選ぶならコレ
PayPay証券が提供する株取引アプリとあって、ビギナーからの支持を集めている一本。国内外の株式はもちろん、単元未満株も取り扱っている上に、株取引ビギナーでも簡単に取引できる様、イラスト解説などの工夫も凝らしている点が◎。
しかしながら情報収集機能が乏しく、ニュースや四季報の閲覧ができないあたりはややマイナスか。
DMM株
(対応する証券口座)DMM.com証券
(注文できる金融商品)国内株式, 米国株式
(取引方法)現物取引, 信用取引
(注文方法)成行, 指値, 逆指値等
(NISA口座での取引)◯
(ニュースの閲覧)◯
(四季報の閲覧)◯
(株価予想)◯
(対応端末)iPhone, iPad, Android
出典:DMM株公式HP
ビギナートレーダーに嬉しい機能が満載!
初心者ユーザーに最もおすすめできるのがDMM株アプリです。注目すべきは何と言っても「かんたんモード」の搭載に尽きます。同モードは正に初心者の為に実装された機能で、画面の見やすさ・操作の簡易性はもちろん、専門用語も簡潔に表現されているなど、初心者が不安なく取引できる仕様になっています。
玄人向けの「ノーマルモード」に切り替えも可能なので、ユーザーを選ばず誰でもお使いいただけます。
楽天証券 iSPEED
(対応する証券口座)楽天証券
(注文できる金融商品)国内株式, 米国株式, ETF
(取引方法)現物取引, 信用取引
(注文方法)成行, 指値, 逆指値等
(NISA口座での取引)◯
(ニュースの閲覧)◯
(四季報の閲覧)◯
(株価予想)◯
(対応端末)iPhone, iPad, Android
トレード機能が充実!株取引に長けた人気アプリ
指紋認証が使える点や、売却時に損益額が表示される点などから、使いやすさに定評のある楽天証券 iSPEED。国内株のみならず国外株も取り扱っている上に、情報収集についても問題なし。現行の株取引アプリの中でも屈指の人気を誇るアプリです。
スマホ投資で注意すべき点は?
スマホを紛失した際のリスク
スマホ一台で完結することから、今やアプリでの取引をメインに行っているユーザーも少なくありません。しかし手軽である反面、多大なリスクを負う可能性があるあたりも知っておく必要があります。
一体どんなリスクがあるのかというと・・・
●情報漏洩
●第三者による出金・取引
●ウィルス等の感染
以上です。もちろんこれらはPCを使っていても起こりうることですが、スマホの場合だとより危険性が高まります。なぜなら、スマホで一元管理できる以上、IDやパスワードをメモ帳アプリなどに記載する方は多いでしょう。もしそのスマホを落としてしまったり不意に盗られてしまった場合、口座情報を抜き出されてしまうことなど難しくありませんよね。
情報漏洩や第三者による無断操作を防ぐには、IDやパスワードの管理方法を見直すことや、推測しやすい番号を避け、桁数を増やす、複雑な文字列にするなどの工夫が必要です。さらに、顔認証や指紋認証機能の付いたスマホに替えるのも有効でしょう。
また、ウィルス感染など、外部からの攻撃を防ぐために、スマホ用のセキュリティアプリをダウンロードする、常に最新のOSにアップデートするなどで回避しましょう。何より、通信媒体を使って株取引をするわけですから、最低限のITリテラシーは身につけるべきだと思います。
通信環境によって売買タイミングを逃すリスク
スマホで取引する際に注意すべき点は、セキュリティ面だけではありません。取引時の通信状態にも十分注意を払うべきです。株取引はタイミングが命であるとは言わずもがなですが、通信状態が悪いと、せっかくのチャンスを逃してしまうことも考えられます。特に電車などで移動する際は利用を控える、もしくは小型のWi-Fiを持つといった手段で機会損失を防ぐ工夫も必要です。
さらに、機会損失を懸念するなら、通信制限(速度制限)にも気を配るべきです。アプリで毎日株価をチェックするだけでも、それなりに通信量を消費します。ギガ使い放題プランなどにするなど、万全の体制を整えて置くことで、肝心な時に取引できないといったリスクを回避できるでしょう。
おわりに
今やスマホ一台で、誰もが手軽に株取引できる様になりました。しかし便利な反面リスクもあるので、使い方に十分注意すべきあたりは念頭に置くべきでしょう。そして、ご自身の知識レベルや使い勝手、さらには買いたい商品等を考慮し、最良のアプリを探してみて下さい。